スーパーラグビーレッズ・ラインアウトからのスペシャルムーブ

set attack

セットピース・ラインアウトではディフェンスしにくいスペースがあります。今回は一番内側にあるスペースを突破するスペシャルムーブ(サインプレー)を映像・ポジショニングシートで紹介したいと思います。

ディフェンスギャプが斜めに生まれるスペース

エリアは敵陣ハーフと10mの間 5men L/O

  • L/Oキャッチング位置は2番目の選手ですがミドルボールです。ジャンパーは上からデリバリーせず着地して一瞬モールと見せかけクイックボールアウト。上からのデリバリーが多い時にタイミングをずらすのと、L/O付近のディフェンダーを開かせない為には効果的ですね。
  • AT9はDFラインにノミネートされないよう15mの内にポジショニングする(10m下がる)。AT9はDF9が外へスライドできないようギリギリに仕掛ける。
  • AT12のポジショニングは上のシートの様に位置しますが、L/Oのボールアウトと同時にクリーピング(徐々に動き出す)しAT9とDF9の接点に合わせフラットにボールをもらう。DFライン1番内側のDF.Fのインサイドショルダーを狙う。
  • 裏の動きとしてAT10.14は前に出てからAT12の後ろで外に動く。この動きでDFを混乱させる。(AT10がレシーブした場合は打ち返しでAT14がもらうオプション)

内側のディフェンダーはボールアウトした瞬間アップしていきますが、その時AT10.14が外への動きをしているので、内側のDF.Fもその動きに合わせてしまいショルダーが外向きになった瞬間鋭く見えにくいアングルから入ってきたAT12にインサイドショルダーをブレイクされた。裏の動きを保ったまま遅れる事なくサポートについたAT14がパスを受けそのままトライ。このサポートも大きなポイントですね。

L/OではDF側からすると10mのアドバンテージがありBK(ラインDFに入っているプレーヤー)はその縦10mのギャプを埋め、FW(L/Oに参加している選手)はボールアウトされるまで15mラインから出られない為、横のスペースギャップ埋めなければならない。その縦横を閉じるまでの斜めのギャップを今回のスペシャルムーブは突破しているという事ですね。

動き出しのタイミングやパスタイミングが合えば気持ちよく簡単に(笑)トライまで持っていけますね!是非チャレンジしてみて下さい。

set attack
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