ループプレイを巧みに操るアイルランドラグビーVol.2 トリックのように敵をあざむくアタックムーブ

set attack

第2回目となるアイルランドのループプレイ。まるで『トリック』かのように、見事にトライを演出する各プレーヤー。「十八番」おはこと言わしめるだけあり、完璧なまでのタイミングは鍛錬の賜物ですね。そのループプレイを映像、ポジショニングシートで解説いたします。

アイルランドの頭脳ジョナサン・セクストンを中心としたループプレイ。タイトルの中で「トリック」と形容する程、見事なラインブレイクのポイントとは

  • 9からのパスアウトでダミーランのAT 7.8の間を通し10がキャッチ。
  • 10は3へクイックパス。その流れでループに入り、12のかかとをめがけてランコースをとる。
  • 3のパスモーションがポイントになります。内側からループパスを10の動きにしっかり合わせてモーションとる。そのままの体の回転で12へパス。DF 2.8.12からするとAT 3は後ろ向きになっているためパスのでどころが見えない。際の判断でDF2はAT3に入り、DF 8.12はループダミーで回ってきたAT10に引きつけられてしまった。
  • 真上(上空)からの映像シーンでも分かるように、3が軸になり12,10がその軸を中心に回っているような動きになっている。(下のホワイトサークルのようなイメージ)

DF10オーウェン・ファレルもAT10ジョナサン・セクストンのループはかなり警戒してたこともあり、内側からかなり無理なディフェンスをしていましたね。結局セクストン1人にDF3人が引きつけられたことになり、AT12バォンディ・アキのフリーを作り出しました。ダミープレーヤーの8.13は、しっかりとした予測のもと、遅れることなくサポートにつき3対 2 、パス判断も正確さもあり素晴らしいトライとなった。

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