【ラグビーW杯決勝】イングランドvs南アフリカ決戦前にセミファイナルのスタッツ比較から見えてくるものは!

テストマッチ過去４戦ウェールズに負けっぱなしの南アフリカはW杯で雪辱を果たした。皆様の予想も今大会の南アフリカの戦いを観て間違いなく優勝候補の一角でありウェールズを破り決勝への予想を立てかたは少なくないはずだ。初戦のオールブラックス戦をも含め、ディフェンス力、アタックの破壊力は決勝でニュージーランドとの再戦のあるかも！次は勝つかも！と思わせる程だったと思う。ある意味順当とも言っても良いのかもしれない。

そして逆側のセミファイナルは大方の予想に反し、イングランドが世界最強ニュージーランドを撃破した。なんとかなる、残り20分からだろう、などの思いは一切連想できなかった。あれ程混乱している最強軍団を見るのが辛かった。再三タッチラインに押し出されるオールブラックの選手の顔が「どうすればいいんだ！」それ程までに『エディーイングランド』の戦略はニュージーランドオールブラックスをポジティブなマインドにさせなかった。

セミファイナル　スタッツの面白い！何がわかる？

皆さん！このスタッツから何をうかがい知ることが出来ると思いますか！？探ってみましょう！

   イングランド(ENG)  ニュージーランド(NZL)                     ウェールズ(WAL)  南アフリカ(RSA)

	semi final　①			semi final　②
ENG		NZL	WAL		RSA
19	得点	7	16	得点	19
62%	テリトリー	38%	62%	テリトリー	38%
56%	ボール支配率前半	44%	61%	ボール支配率前半	39%
62%	ボール支配率後半	38%	59%	ボール支配率後半	41%
	アタック			アタック
406	キャリーメートル数	639	182	キャリーメートル数	296
147	ラン	154	114	ラン	71
64	ゲインラインを超えるキャリー	44	23	ゲインラインを超えるキャリー	23
184	パス	211	115	パス	67
20	ディフェンス被突破	34	11	ディフェンス被突破	16
6	クリーンブレイク	12	7	クリーンブレイク	5
8	オフロード	15	2	オフロード	2
6	モール成功数	1	5	モール成功数	4
110	ラック成功数	89	97	ラック成功数	55
	キック			キック
32	パントキック	24	36	パントキック	37
873	ゲインメーター（キック）	634	931	ゲインメーター（キック）	872
7	キックした側がボールを獲得	14	18	キックした側がボールを獲得	26
12	タッチキック	14	8	タッチキック	12
–	チャージダウン	2	2	チャージダウン	1
37	合計キック数	28	41	合計キック数	40
	ディフェンス			ディフェンス
147	タックル	164	74	タックル	147
34	タックル失敗	20	16	タックル失敗	11
81%	タックル成功率	89%	82%	タックル成功率	93%
15	ターンオーバー成功	4	6	ターンオーバー成功	3
3	自陣でのターンオーバー成功	10	10	自陣でのターンオーバー成功	1
10	敵陣でのターンオーバー成功	10	5	敵陣でのターンオーバー成功	7
	セットプレー			セットプレー
21	セットプレー成功数	13	18	セットプレー成功数	13
3/3	スクラム	4/4	4/4	スクラム	8/8
18/20	ラインアウト	9/11	14/15	ラインアウト	5/6
2	敵ラインアウト奪取	2	1	敵ラインアウト奪取	–
	規律			規律
6	反則	11	8	反則	9
–	レッドカード	–	–	レッドカード	–
–	イエローカード	–	–	イエローカード	–

	semi final　①			semi final　②
ENG		NZL	WAL		RSA
	ディフェンス			ディフェンス
4	ジャッカル	3	4	ジャッカル	1
–	チョークタックル	–	–	チョークタックル	1
4	ドミネイトタックル	–	–	ドミネイトタックル	4
	アタック			アタック
21	セットプレー成功数	13	18	セットプレー成功数	13
10	1次攻撃ゲイン回数	8	4	1次攻撃ゲイン回数	10
48%	1次攻撃ゲイン率	62%	22%	1次攻撃ゲイン率	57%
	キック			キック
1	スクラムハーフ効果的なパント	–	–	スクラムハーフ効果的なパント	4