クルセイダーズ vsハイランダーズ セミファイナルよりトライを取るためのムーブ・サインプレーを動画・ポジショニングシートで解説いたします。
ラインアウト右サイド/ゴール前5m
- やはりこの位置からのアタックオプションで警戒するのがラインアウトモールです。先ずモールで押し込む事によりDFを寄せる。(このまま押し込みトライが取れれば理想ですね)
- モールの前進によりモールサイドDFの人数が減らされる。
- 下のポジショニングシートのようにモールサイドDFにはオープンサイドFWが2名、ショートサイドのバックス1名でカバー
- 下の画像や映像でも分かるように、この状態でのDFバックスのノミネイトは、 DF11→10・DF12→12・DF13→13
- このムーヴの最初の動きはセンターダブルアップのダイレクトプレーがダミーになる。
- その裏に10・14が動き出す。
- ゴール前ということもあり、DF12・13はダイレクトプレーで差し込まれる事が許されない状況なのでノミネイトした相手を厳しくマークしてくる。その為DF13は13へのパスが確実にないと判断してからの10への動き出す。
- 10がパスレシーヴした時,12・13のダブルアップが効きDFが一瞬くい止められ10のディスィジョン(判断)の時間が作られる。
- この時点でDF15はキックパスを想定しているので内側のDFには届かない位置にあり、 AT10・14・15に対しDF13・14の 実質的に3 vs 2 状況が作られ、DF14がAT14に詰めているのを10が判断し15へ飛ばしトライとなる。
やはりクルセーダーズの武器であるラインアウトモールにDF人数を掛けざるを得ない状況と、センターダブルアップ、そしてキックオプションもあり 3対2を創り出すこのムーヴは簡単に止めることはできない。
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