
第1回となりますが戦略についてオーストラリアを例にアッタクシステムの解説をなんてのはちょっと大げさですがやってみます。
今回は右サイドのセットスクラムからのアタックをサンプルにします。

①ではバックスのラインアタックでミドルエリアのブレイクを狙います。バックスのサインプレーはこの回では特に気にしないでください。
※ 以降バックスBK(バックス).AT(アタック).move(サインプレー)

② BD(ブレイクダウン)には14-13-OP(オープンサイドフランカー)が入り、これらが先ず右サイドを攻撃するunit(ユニット)となります。
2nd phase(2次攻撃)ではsame way (順目)の左スペースのエッジ(端)を攻めます。(ここもBKのmoveは気にしないで下さい。)

③ 左エッジを攻撃しBD2ができた段階でリロード(起きあっがて次のAT/DFの準備をする事)し、4つのユニットを形成する。
- L-unit = LeftのLで主に左サイドをアタックするユニット。今回のアタックではBD2に入った11-12-15-8の4人で形成する。
- K-unit = KはkingのKで(kingとQueenってただ単によく使われるやつです (笑) ) FWがリロードしてくる順番的にも BF(ブラインドフランカー)-4-5の3人で形成され、主に15m付近〜ミドルにかけて攻撃します。
- Q-unit = Qは言うまでもなくQueen(クイーン)です(笑) このユニットは 1-2-3のフロントロー3人で形成され、主にミドルエリアを攻撃します。
- R-unit = RightのRで主に右サイドを攻撃するユニットになります。今回の右サイドのスクラムからのATでBDに入った13-14-OF(オープンサイドフランカー)の3人で形成されます。
- 9(SH).10(SO)は各ユニットと連携。

④ この図が各ユニットが3phase→4phase→5phaseとsame way (順目)にアタックするパターンです。そしてこのシステム(ユニットの組み方)が 1-4-4-1と言われる形になります。
1-4-4-1 System
1-4-4-1とは FWがL-unitに1名、K-unitに3名、Q-unitに3名、R-unitに1名に分かれることを指します。
次回はこのシステムで違うパターンのアタックをやりたいと思います。
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