10月13日今日決戦が行われる。ラグビー 日本代表が夢見た予選突破!ベスト8!スコットランドの壁は乗り越えられるのか?
日本代表が1次リーグ最終戦で対戦するスコットランド代表は、現在の世界ランキングこそ9位で8位の日本より下だが、過去の対戦成績は日本の1勝10敗。W杯では91年、03年、15年と3度対戦し、全敗した。
スコットランドのW杯 過去の成績
第1回(1987年) | ベスト8 |
第2回(1991年) | 4位 |
第3回(1995年) | ベスト8 |
第4回(1999年) | ベスト8 |
第5回(2003年) | ベスト8 |
第6回(2007年) | ベスト8 |
第7回(2011年) | プール戦敗退 |
第8回(2015年) | ベスト8 |
アイルランドとはどんなチームなのか
シックスネーションズ(欧州6か国対抗)は、スコットランド代表とイングランド代表の対抗戦がその起源とあって誇り高い。派手さはないが堅実さを好み、ひた向きなプレースタイルが伝統だ。2019年のシックスネーションズではフランス以外には僅差での敗戦で、ゲーム内容では、冒頭にも書かれている「堅実」なチームの印象を一般的にも持たれているようですが、2014年に就任したバーン・コッター前HCが攻撃的なチーム作りをし、得点力をアップさせたが、2017年にバーン・コッターの後を引き継いだグレガー・タウンゼンドHCは更に攻撃を進化させた。セットプレーからのバックスのムーブ・サインプレーはワイドアタックも多く、BWを絡めたループプレイなどは、BKラインのレンジも広くスピードもありDFは守り難く一発で取り切る破壊力がある。SOのフィン・ラッセルは自らスペースを切り裂く力もあり、尚且つライン裏へのチップキックやワイドへのキックパスの精度も高く得点のバリエーションが豊富だ。ホッジを中心としたバックスリーはキレと突破力を兼ね備えたフィニッシャーが揃っている。
得点の中心となるのが2015年に苦い思いをさせられたSHグレイグ・レイドローの右足だ!高い精度のペナルティーキックを決められるとじわじわとプレッシャーになるので要注意だ。
強敵イングランド 31点のビハインドを同点に持ち込む驚異の粘り!
イングランドに前半28分の時点で0−31と絶望的な点差になりますが、ここから驚異的な粘りをみせ同点に持っていく強いメンタルティーも持っている。 下の映像をご覧ください。
日本代表!勝って決勝トーナメントを決めよう!(勝敗・ポイント獲得別最終順位)
日本が勝つ為には
ディフェンス=FWのユニットアタックはに対して人数を揃え前で差し込む。日本がこの大会でやり続けている、規律を守り粘り強くリロードし続け、しっかり人数を揃える事で成り立つ「バブルタックル」でディフェンスゲインができれば、スコットランドがリズムを作れずフェイズを重ねるだけで自滅するケースを創り出す事。このようにフェイズアタックが手詰まりになった時、ディフェンスライン裏へのチップキックをSH、WTBがしっかりカバーする事が出来れば問題ない。セットからのバックスラインムーブに関してはファーストレシーバーを「1人飛ばすパターンと2人飛ばすパターン」があるのでレシーバーのノミネイト確認を徹底し連携する事が絶対条件だ。
アタックはやはり日本の「高速アタック」テンポの早いユニットアタック・ストラクチャーアタックが効果を発揮するのは言うまでもない。スコットランドはブレイクダウンサイドや周辺のディフェンスが破られる傾向があるので、日本戦ではブレイクダウン周りをしっかり固めてくるだろう。そこから日本も逃げずに、まずはあえてそのBD周辺に差し込んでいきディフェンスを集中させる。それによりスコットランドディフェンスがインサイド向きになったところをバックラインで仕掛ける。日本バックスは完全なオーバーラップが出来てなくても、半ズレの状態なら決定力のある松島、福岡なら十分ブレイクし取り切ってくれるだろう。
今大会通して日本代表が信じてやってきたことをやりきり、誰もが感じているひた向きなプレーと、勝ちたいと思う強いメンタリティーは必ず歴史を変えてくれると確信してる。
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